浅草神社に「江戸千住ネギ」奉納-五穀豊穣と商売繁盛願い365本

浅草神社に奉納された「江戸千住ネギ」

浅草神社に奉納された「江戸千住ネギ」

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 浅草神社(台東区浅草2)で2月11日の「江戸千住ネギの日」に365本のネギが奉納され、最終日の14日に氏子や一般人先着50人にネギが配られた。

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 同神社にネギが奉納されるようになってから今年で6年がたつ。五穀豊穣(ほうじょう)と商売繁盛を祈願し、創業130年の「浅草葱善(ねぎぜん)」(千束3)のネギ365本を奉納。同社が江戸時代より代々受け継がれた種を使い、浅草で苗まで育て、茨城の有機農家で栽培したものを奉納している。

 千住ネギは一般の長ネギより太く、鮮度を保つため根が付いたまま売られている。甘みがあり、身が締まっており荷崩れを起こしにくいという。

 千住には日本で唯一長ネギだけを扱う市場があり、各農家が最も出来のいい長ネギを持ち寄り、極上のネギだけを専門卸業者が競り合う。これまで職人のみに流通していたため一般の手に渡ることがほとんどなかったという千住ネギ。奉納ネギの束を見た人たちは「すごい。こんなに大量のネギは見たことない」「美しい」「太くておいしそう」と口にしていた。

 同社の田中庸浩社長は千住ネギのおいしさをもっと広めたいとさまざまなイベントにも出店しており、「浅草神社への奉納も、この先ずっと続けて歴史にしたい」と話す。「フェイスブックでは千住ネギを使ったレシピを紹介しているので、たくさんの人に見てほしい」とも。

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