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浅草経済新聞が「紙版」発行 主要施設などに設置、エリアマップ掲載し定期的に

フロントで配布している「浅草ビューホテル」

フロントで配布している「浅草ビューホテル」

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 主に浅草エリアのニュースをインターネットで配信している「浅草経済新聞」(以下、浅経)が12月15日、初の「紙」版を発行した。運営は東東京の地域活性を図るアールティーヘヴン(台東区蔵前4)。

発行した「浅草経済新聞」紙版

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 A3サイズ2つ折りでフルカラー仕様の同紙は、浅経サイトで配信した観光向け記事を「再編集」したものを英語と日本語併記で掲載。取材を通じて蓄積した「浅経が薦める」店舗情報欄のほか、広告スペースも用意した。

 表面の下半分は浅草エリアの詳細な広域地図とし、国内外から多く訪れる観光客にも役立つよう、両替所や海外のキャッシュカードが使用可能なATM、コンビニなどを掲載した。

 「近くの飲食店や施設を問い合わせた際に、現在地からの行き方や目的地の場所をマーカーなどで記してもらい、その地図は滞在中、携帯していた」という大類将彦編集長が、自らの海外観光経験から企画立案した。

 海外の宿泊施設や観光案内所ではエリアマップを備えていることが多く、大類編集長は「マップのほか、浅経サイトで配信した店舗やイベントを載せ、地域や観光客にもっと役立てようと考えた」と発行のきっかけを話す。

 初号は「台東区役所観光課」や観光案内所「浅草文化観光センター」のほか、「浅草ビューホテル」「リッチモンドホテルインターナショナル」「浅草セントラルホテル」「アパホテル」(浅草雷門、田原町駅前)など、主要宿泊施設のフロントに設置。紙面に掲載した店舗や施設にも設置協力を募り、順次設置場所を増やすという。

 今後について大類編集長は「1カ月に1回から2カ月に3回程度のペースで発行を目指す。中心部だけでなく、観音裏や千束エリア、蔵前、浅草橋などへ観光客を誘導できるツールに育て、エリアの活性化につなげたい」と話す。

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