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浅草の神社で新春こま犬巡り 「裏路地」で新しい発見、見落としがちな小さな神社も

企画から立ち上げた加藤ひかるさん(真ん中)と小林はるなさん(右)、管理部サブマネージャーの杉浦愛妙さん(左)。手にしているのはペーパークラフト。

企画から立ち上げた加藤ひかるさん(真ん中)と小林はるなさん(右)、管理部サブマネージャーの杉浦愛妙さん(左)。手にしているのはペーパークラフト。

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 浅草と蔵前エリアで現在、クイズに答えながら神社を散策する「新春!浅草狛犬(こまいぬ)巡り」を開催している。運営はC.D.UNITUED(台東区寿3)。

クイズに出てくる「蔵前神社」

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 今年が「戌(いぬ)年」であることにちなみ、「こま犬」が置かれた神社を設問に答えながら巡る同企画。ウェブ制作をメインとする同社が毎年作成する年賀サイトを、今年は一般人も参加できるようにアレンジし、キャンペーン展開しているという。

 巡る神社は同社周辺の徒歩圏でこま犬がいる5カ所を設定。同社サイト上に公開している設問に答えて応募すると抽選で、干支(えと)にちなんだ商品を進呈する。ダウンロードして組み立てるペーパークラフトと一緒に、神社を巡りながら写真を撮ってSNSにアップすると当選確率が上がるほか、応募者全員へ参加賞も用意する。クイズに答えなくても応募可能。

 同社の年賀サイトは毎年恒例で、企画立案から製作まで入社1年目の新入社員が担当。こま犬好きという加藤ひかるさんは、「キツネが祭られるところが多く、こま犬がいる神社が思っていたよりも少なかった」と振り返る。一緒に担当した小林晴菜さんは、「これまでは参拝するだけだった神社だったが着眼点が変わった。隅々まで観察すると面白い」と話す。

 こま犬の起源は古く諸説はあるが、インドから始まった仏教を伝える仏像の前に置かれた2頭の「ライオン(獅子)」の姿が日本に伝えられたとされる。奈良時代までは獅子2頭だったが、平安時代の初めに一方は口を開けた「獅子」、もう一方は頭に角があり口を閉じた「こま犬」の組み合わせができたという。現在では角がないものもあるが、御所や神社、寺などに置かれ現在に至るという。

 加藤さんは「普段は見過ごしてしまう小さな神社や、それぞれに異なる狛犬の特徴など、浅草エリアの違った魅力を知るきっかけになれば」と話す。

 参加無料。今月31日まで。

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