雷門近くの浅草文化観光センター(台東区雷門2、TEL 03-3842-5566)で8月27日、飲食店や売店、人力車の車夫などを対象に「浅草おもてなし 英語スペイン語 同時講習会」が開催される。主催は日本ラテンアメリカ友好協会(墨田区)。
外国人観光客に対しスムーズな接客ができるよう企画した同講習会は、初心者でも覚えやすい文章を中心に構成し、「英語スペイン語講習会」(8月27日~)、「英語発音クラス」(8月29日~)の2コースを3日間ずつ行う。1日だけの参加も可能。
同講習会では「いらっしゃいませ」に始まり、基本的なあいさつや、サイズ、味などの質問に答えることができるように繰り返し学ぶ。同協会代表理事の井上ノエミさんは「このインバウンド時代、観光地のサービス業に外国語は必須。楽しく学んでもらえたら」と話す。
浅草には英語が話せないスペイン語圏からの観光客も多い。スペイン語は4億人以上が使う重要な言語であることと、本協会のメンバーにスペイン語のネーティブスピーカーも多いことから、英語と共に学ぶ講習会を企画した。
観光庁が2017年に訪日外国人旅行者を対象に行ったアンケートによると、日本で困ったことの1位は「施設などのスタッフとのコミュニケーション」が最も多く、今後の課題となっている。
開催時間は「英語スペイン語講習会」=18時30分~20時30分。「英語発音クラス」=18時30分~20時。参加無料。定員は各日30人。