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浅草橋にギリシャ料理専門店 食を通じてギリシャの魅力発信、文化講座も

ユネスコ無形文化遺産にも登録された「地中海食」を取り入れたメニュー

ユネスコ無形文化遺産にも登録された「地中海食」を取り入れたメニュー

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 JR総武線浅草橋駅近くにギリシャ料理レストラン「フィリ」(台東区浅草橋2、TEL 03-6240-9027)がオープンして1カ月がたった。

1番人気メニューというナスとジャガイモのミートソースグラタンの「ムサカ」

 都内でも珍しいというギリシャの家庭料理を提供する同店。店主で、4年間のギリシャ在住経験を持つ松下邦子さんは「ギリシャの家庭の味を日本人に伝えたい」と話す。

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 「色鮮やかなギリシャ料理に魅せられた」という松下さんによると、古き良き町並みに新しい文化が融合するギリシャのイメージと下町のイメージが重なり、浅草橋への出店を決めたという。店名はギリシャ語で「友達」を意味する。「来店客が親しみを感じて居心地の良い空間になれば」と松下さん。店内では、ギリシャ食材の販売、ギリシャ語やハーブなどギリシャ文化の魅力を伝えるカルチャーセミナーなども行うという。

 メニューは日本在住のギリシャ人で、料理研究家のステリオス・プレゼラコスさんが監修する。ギリシャの家庭料理を提供するレストランとして、SNSで拡散された情報をきっかけに訪れる客も多いという。他国ではあまり流通がないというギリシャワインも提供し、「料理を邪魔しない味」と好評を博しているという。

 オリーブオイルを中心に野菜やたんぱく質を摂取するギリシャ料理は、健康的な食生活として世界で注目を集め、2010年にギリシャ、スペイン、イタリア、モロッコの4カ国合同申請により「地中海食」としてユネスコ無形文化遺産に登録された。

 松下さんは「当店を拠点にギリシャの食をトータルで提案したい。現地とのネットワークを生かしたイベントや料理教室を開催して、両国をつなげていきたい」と意気込む。

 メニューは、「グリーク・サラダ」(1,058円)、「ガリデス・サガナキ」(1,944円)、ムサカ(864円)、「メリジャノサラダ」(756円)など。

 営業時間は17時30分~23時。日曜定休。