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国重文「台東区立旧東京音楽学校奏楽堂」がリニューアル 一般公開へ

国の重要文化財建造物である「旧東京音楽学校奏楽堂」

国の重要文化財建造物である「旧東京音楽学校奏楽堂」

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 上野公園内にある「台東区立旧東京音楽学校奏楽堂」が11月2日、リニューアル工事を終え内部を一般公開する。

コンサート用としては日本最古のパイプオルガン

 東京藝術大学音楽学部の前身となる東京音楽学校として、1890(明治23)年に建築した同施設。日本最古の洋式音楽ホールで、1983(昭和58)年に同区が譲り受け、1987(昭和62)年に現在地に移築、復元した。翌年に国の重要文化財建造物に指定され、演奏会や音楽資料の展示を行ってきた。

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 建物保全のため2013年4月から休館し、2015年度から保存活用工事に着手。耐震工事や経年劣化による修繕工事のほか、ホール客席の交換、防音窓の設置、セキュリティー機能向上や設備機器のリニューアルを行っていた。

 同施設は、1920(大正9)年に徳川頼貞が英国から購入した、コンサート用としては日本最古というパイプオルガンを所有。現在では珍しいという、大音量を出すため補助的に空気圧を利用して弁を開く仕組み「ニューマティック・アクション」を搭載している。同館では公開再開に向け引き続き修理を進めるという。

 リニューアルオープン記念事業として、新たに創設した音楽分野における台東区長賞の授与式と記念演奏会、パイプオルガンとチェンバロによる演奏会、障がい者も楽しめる「ボディーソニック(体感音響システム)」を使った音楽会などを行う。ホール貸し出しは2019年1月受付分から始める。

 公開時間は9時30分~16時30分(最終入館は16時)。公開日は、日曜・火曜・水曜とホール未使用日。入館料は、一般=300円、小・中・高校生=100円。月曜休館(祝日の場合は翌日)。