浅草寺近くのアミューズミュージアム(台東区浅草2)前で21日・22日、歌舞伎役者の市川笑三さん企画による「熊本復興支援 笑三野菜市」が開催される。
浅草在住の笑三さんの故郷である熊本県八代市も熊本地震で被災し、実家の畑も被害に遭ったという。協賛は八代観光振興課、日奈久ゆめ倉庫。
イベント当日は、地震に耐え抜いた空豆やタマネギなどの有機野菜や、笑三さんの祖母が作る漬物と干物、自然農法による白米、無添加の日奈久みそのほか、地震の影響で営業停止中の日奈久温泉宿の土産品などを販売する。売り上げの一部を熊本復興支援の義援金として寄付するほか、会場に募金箱も設置する。
「笑三野菜市」は、浅草を拠点に活動する現代美術作家・鈴木健太さんと、舞台美術作家・三苫那美子さんによるプロジェクト「IKI Art Management&Design(アイ・ケイ・アイ)が主体となり、2011年から定期的に開催している。笑三さん自らも毎回店頭に立って販売し、売り上げの一部はこれまで、東日本大震災被災地への義援金として寄付してきた。
笑三さんは「慣れ親しんだ故郷、家族、友人が震災で苦しみながらも次の一歩を踏みだそうと頑張っている。少しでも手助けができれば」と話す。
開催時間は11時~15時。