浅草の観光名所や商店街を謎解きで巡る周遊型ゲーム「浅草まるっと謎さんぽ」が9月3日に発売される。
発行はリアル謎解きゲームの企画・制作を手がけるハレガケ(豊島区)。同社が街の謎解きイベント制作で培った知見を元に立ち上げた旅の商品ブランド「なぞたび。」の一作。同日に「鎌倉まるっと謎さんぽ 裏鎌倉編」9月15日に川越編も発売する。
キットは28ページの冊子と紙の仕掛けツールで構成。購入後、冊子に記載された公式LINEアカウントにキーワードを入力するとゲームが始まり、以降はLINE上のたぬきのキャラクターが道案内と出題を担う。答えを送ると次の目的地と謎が届く仕組みで、地図を開いたり行き先を調べたりする手間をなくした。巡るのは雷門・仲見世通り、浅草寺、花やしき通り、西参道商店街、浅草六区・ホッピー通り、たぬき通り商店街の6エリア。所要時間は移動や観光を含めて約4時間~1日を見込む。
ブランドのコンセプトは「行ってみたい。で、計画は終わり。」。広報の大岩加奈さんは「どこに行く、何を食べる、何をして遊ぶを考えていくうちに計画を立てるのが面倒くさくなって、『また今度でいいか』となることがあるのでは」と話し、「旅を断念させているのは行き先が思いつかないことではなく、計画そのものの重さ。謎は主役ではなく、街に出合うためのきっかけ」と説明する。浅草編は食にフォーカスし、「あなた専属、浅草の食いしん坊ガイドさん」をコンセプトに掲げる。
制作ディレクターの曽根智宏さんによると、鎌倉では既にシリーズの1作目を展開しており、その手応えからシリーズ化を決めたという。3都市を選んだ理由は「東京の人をメインターゲットにしているので、行きやすい日帰り観光地」だから。ゲームは日本語での進行を前提とする。
ターゲットは「まち歩き謎解きが好きな東京在住の30代女性」。大岩さんは「謎解きがあるから行こうという人に売れるだろうと思って作っているが、ブランドの見せ方としては『観光したいな、浅草行こう、でも計画立てるのが面倒だな』というところ。これを持っていけば観光も全部できる、じゃあ持っていくか、という順番」と話す。
販売終了日は設けず通年販売する。掲載店が入れ替わった場合の対応について、曽根さんは「LINEを使っているので修正できる。冊子は増刷時に修正していく」と説明する。
今後について、大岩さんは「周遊謎解き、街を歩いていく謎解きが弊社の強み。そこを生かしつつ広げていきたい」と話す。これまで法人向けの受託制作に注力してきたが、今後は自社商品を増やしていく方針だという。
価格は2,300円。オンラインでは「NAZO×NAZO劇団 持ち帰り謎ショップ」とEscapeIDで受け付け、現地で引き換える。店頭では、くまざわ書店浅草店と着物レンタルNANAKO浅草店で扱う。取扱店は順次追加する予定。