浅草花やしき(台東区浅草2)で現在、お化け屋敷ツアー「消えたら終わり『命の蝋燭屋敷』」が行われている。
参加者は、閉園後の園内で火をともしたろうそくを手に持ち、真っ暗なお化け屋敷に隠れたキーワードを探す「命の蝋燭屋敷」と、「願いの藁(わら)人形打ち体験」を行う。
国内有数の観光地として知られる浅草は、飲食店や娯楽施設の閉店時間が早い店舗が多い。観光客からは「夜営業が短い」という声があったことから、閉園後に施設を使う企画を立ち上げたという。
ろうそくは、本物のろうとLEDの光源部分でできたものを使う。マーケティング担当者の髙知尾有美さんは「日本最古の遊園地ならではの雰囲気もあって、寒い冬にさらに背筋が凍るようなスリルを体験できるのでは」と話す。
1人から16人で参加するツアー形式で、所要時間は約40分。高知尾さんは「夜のお化け屋敷とろうそくから感じる恐怖で、参加者同士が絆を深めるきっかけになれば。浅草の夜長を楽しんでほしい」と呼び掛ける。
日本で最初にできたとされる同園は1960(昭和35)年、当時日本一の高さを誇った「人工衛星塔」を設置。2016(平成28)年に取り壊すまで、同園のシンボル「Beeタワー」としてネオンをともしていた。国内最古とされるローラーコースターは現在も現役で稼働している。
お化け屋敷ツアー開催日は、2月 14日・15日・16日、3月20日・21日・22日・27日・28日。開催時間は18時30分~22時。料金は1,500円(入園料込み)。