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浅草の老舗料理店が座付き菓子シリーズ販売 高齢者施設向け、半月分を1セットに

約150年の歴史を感じる店舗入り口

約150年の歴史を感じる店舗入り口

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 奥浅草バス停近くの日本料理店「浅草 草津亭」(台東区浅草3)が2月17日、高齢者施設向け「座付き菓子シリーズ」の販売を始める。

「座付き菓子シリーズ」セットのイメージ

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 同店が地域連携をしている長野県の菓子14種に、オリジナルの「草津亭人形焼」を加えた15種を1セットとして販売する同シリーズ。やわらかい菓子で構成し、高齢者が食べやすいようにした。主に配達、配送を想定している。

 座付きとは日本料理店で着席と同時に出すもので、「座付き菓子」は温泉宿の客室で最初に提供する菓子にイメージが近い。1967(昭和42)年から約22年間料理長を務めた宮沢退助さんが、「料亭の料理をより引き立たせる献立の一つ」として大事にしたという座付き菓子を、高齢者向けに再現したという。

 座付き菓子担当の剣物一廣さんは「高齢者施設で食事を楽しみにする入居者と、用意するための職員の手間を軽減するために、いいものを提供したかった」と話す。食の大切さを通して高齢者が喜ぶものを目指したという。

 1872年(明治5)年に創業した同店。初代の藤谷甚四郎さんが善光寺(長野県)を参拝で訪れた際、「草津温泉(群馬県)の湯の花を持ち帰り、温泉を開業すれば必ず繁盛する」と、夢枕で大黒天から告げられたことがきっかけとされる。「お告げ」の通り温泉を開き日本料理の提供を始めたところ繁盛したという。店名の由来でもあり、浅草では1885(明治18)年から営業している。

 剣物さんは「おやつの時間がより楽しいひとときになるように心を込めて開発した。普段から菓子を買いに行く施設スタッフの軽減にも役立てば」とも。

 価格は15日分1セット=1万1,220円(最小ロットは10人前)。営業時間は11時30分~14時、17時~22時。月曜、日曜の夜定休。

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