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浅草から全国進出目指す「忍者たい焼き」-お取り寄せ実現へ支援金募集

「忍者たい焼き」店主の瀧口さん

「忍者たい焼き」店主の瀧口さん

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 浅草の「忍者たい焼き」(台東区花川戸2、TEL 03-5830-8900)は現在、日本全国から「お取り寄せ」の実現を目指し、クラウドファンディング・プラットホーム「CAMPFIRE」で支援金を募っている。

「忍者たい焼き」と「ネクたい焼き」のプロトタイプ(裏面)

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 同店では忍者の格好に浅草の文字が入った「忍者たい焼き」と、ネクタイの形をした「ネクたい焼き」という一風変わったたい焼きを販売している。裏面にも個性があり、忍者は忍者刀を、ネクタイは「洗濯禁止マーク」と、それぞれ違うデザインをあしらう。

 店主の瀧口温志さんは「浅草のちょっと外れに店舗があるため、メディアに取り上げられるなど、話題にならなければと思い『日本一変わったたい焼き』を目指してきた。思わず写真をとってブログやツイッター、フェイスブックにアップしたくなるようなものを作りたかった」と、そのきっかけを語る。そのかいあって、多数のメディアからも取り上げられ、取り寄せの問い合わせが増え始めた。そこで「浅草のご当地たい焼きを、質の良い状態で全国に届けるための設備を購入したい」と、クラウドファンディングでの資金集めに踏み出したという。

 大手アミューズメント施設で人気キャラクターフードの開発経験がある瀧口さんは「キャラクターを扱った商品に魅力を感じ、自分でもキャラクターを使った『ご当地グルメ』に挑戦してみたいと思った。目の位置や大きさが1ミリ違うだけで顔や表情が全然変わってしまうため、金型を使用することに行き着き、たい焼きで勝負してみようと考えた」と話す。キャラクターのデザイナーと、立体化させる工業デザイナーはクラウドソーシングを利用して募集。「納得がいくまでやり取りを重ね、理想のたい焼きデザインができた」と、これまでもネットを駆使してきた。

 デザインが変わっているだけでは「ぽっと出の色物になってしまう」ため、素材や味にもこだわっているという。メーンのメニューである「あずきあん」「みそバターあん」「梅干しあん」に使う主原料のあんこは北海道産の小豆を使い、粒を残すことで梅干しやみそと絡みやすく「食感も楽しめる」という。梅干しは和歌山の「南高梅」を使用する。

 瀧口さんは「浅草のスタンダードと新しいアイデアを組み合わせたものをこれからもどんどん発信していきたい」と意気込む。

 支援金は500円から。募集期間は5月20日まで。詳細は「CAMPFIRE」で確認できる。

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