クレープ店「せいちゃんずCREPE(クレープ)」(台東区浅草3)が6月21日、浅草・観音裏にオープンした。初日には130枚のクレープを焼き上げた。
店主の小山星流(せいな)さんは「アップアップガールズ(仮)」という女性アイドルグループで2021年から2025年まで活動してきた元アイドル。小山さんは高校時代から4年半原宿のクレープ店でアルバイトをしていた経験がある。アイドル活動に移行した後、勤務先だった同店がコロナ禍で閉店することになり、「私がもっとお金を持っていたら続けられたのに」と思ったという。それから行く先々でいろいろな店のクレープを食べ歩き、自身のクレープ店を持ちたいという思いを強めていった。
2025年に同グループ卒業後、クレープ店を開く意思を固め、生地や生クリームなどの研究を重ねる傍ら、並行して物件探しを行った。規模感や家賃などの諸条件を確認しながら物件を探す中で、浅草の物件に出合い、「ここだ」と決断した。
店名の「せいちゃんずCREPE」の由来は、自身の愛称「せいちゃん」の複数形「せいちゃんず」に由来する。所有を意味する「せいちゃん’s(の)」ではないという。小山さんは「私一人では作っていけないと思っているので、みんなの力があって作れる店ということで複数形にしている」と話す。
同店のメニューは、「自分だけのクレープが作れる」ことを売りにしたカスタムクレープ。クリーム、フルーツ、トッピング、アイス、ソースの5工程から自分の好みを選び完成させる。「クレープ店のシステムで定番商品はあるが、自分でこれを入れたい、あれを入れたいとカスタマイズできる店が(探した中では)なかった。カスタマイズはやっぱり楽しいので、それを実現しようと思った」と小山さん。カスタマイズで悩む人に向けて、「迷った方にお薦め」の定番商品も用意する。
注文は、来店客と口頭でやり取りをしてカスタマイズのクレープを完成させる。「オンライン注文もあるけど、やはり、いろいろな人と会話して楽しみたい。一人一人、時間がかかってしまうが、そちらを大切にしたい」と小山さん。「3年後くらいには、アルバイトを増やして2店舗目もオープンできたら。ハワイが大好きなので、いつかはハワイに出店したい」と意気込む。「名前で気になることがあって、50歳になっても『せいちゃんず』は恥ずかしいかもしれない…そこだけ心配」とも。
営業時間は11時30分~18時(金曜・土曜は21時まで)。火曜定休。