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浅草公会堂で「投扇興セミナー」 扇を的に向かって投げる伝統遊びを体験

桐箱(枕)の上に立てられた的の蝶向かって扇を投げる参加者

桐箱(枕)の上に立てられた的の蝶向かって扇を投げる参加者

 扇を的に向かって投げる伝統遊びを体験する「投扇興(とうせんきょう)セミナー」が6月12日・19日、浅草公会堂(台東区浅草1)で開かれた。

試合前に練習をする参加者と講師たち

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 台東区芸術文化財団が主催する体験型芸能講座として、浅草にゆかりのある伝統芸能の魅力を広く発信しようと企画された同セミナー。投扇興セミナーは2019年以来7年ぶりの開催となった。

 同財団の池田道則さんは「投扇興が、NHK大河ドラマ『べらぼう』や民放のバラエティー番組などで取り上げられており、多くの人に投扇興に触れる機会を設けたかった。幅広い世代に参加してもらうため、開催時間はアンケートで要望の多かった18時開始にした」と開催の狙いを話す。

 投扇興は、桐箱(枕)の上に立てられた「蝶(ちょう)」と呼ばれる的に向かって扇を投げ、落ちた扇や蝶、枕の形を「源氏物語」や「百人一首」になぞらえた得点表に基づいて採点し、得点を競う江戸時代発祥のお座敷遊び。

 当日は、浅草で投扇興を継承するために設立された「東都浅草投扇興保存振興会」のメンバーが講師を務め、参加者に試合での所作やルール、的に当てるコツなどを指導した。

 同振興会の金原亭世之介さんは「初心者には、扇が的に命中したときの気持ちよさを、まずは味わってほしい。的に当てるには、紙飛行機を飛ばすような感覚で扇をやさしく投げるよう伝えている。投扇興はかしこまった競技に見られるが、今回のようなセミナーを通じて投扇興を楽しんでもらえれば」と話す。

 初めて投扇興を体験した台東区在住の高山さんは「投扇興という名前は知っていたが、ルールなどは全く知らなかったため、セミナーの宣伝を見て応募した。私の癖を直す方法を講師が丁寧に教えてくれ、的に当たるようになり楽しかった」と振り返る。

 夫婦で参加した赤城さんは「町会の掲示板のチラシを見て興味を引かれ参加した。最初は難しかったが、講師の教え方がとても分かりやすく、2回の参加を通して上達できた。伝統文化に興味があるため、今後は歌舞伎や落語、狂言などのセミナーにも参加したい」と話していた。

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