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浅草のワインカフェが2周年 「地元愛と食」へのこだわり

幸せそうな作業中の岩崎さん

幸せそうな作業中の岩崎さん

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 東武スカイツリーライン浅草駅近くの「Casual wine cafe Re:pair (カジュアル ワイン カフェ リペア)」(台東区花川戸1、TEL 03-5830-3357)が10月で2周年を迎えた。

ランチのサラダプレート

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 「デザイン」や「作ること」が好きで、以前はインテリアデザイン事務所で働いていたという店主の岩崎純治さん。「自分のスキなものによりフォーカスしたい」と2013年10月に同店をオープンした。

 自ら内装を手掛け、「毎日通えるような気軽で落ち着いた雰囲気にしたい」と温かみのある木とアンティークの家具やミシン、ネジのアートなど、岩崎さんが選ぶインテリアで独特の空間に仕上げた。店や料理をデザインし作ることで、自分の中にあるものづくりへの情熱を表現し昇華しているという。

 店名の「Re:pair」は、岩崎さんが「なんとなく古い家具や健康への回復などをイメージする」という、修理や修復の意味を持つ単語「repair」と、メールの返信に表記される「Re:」が、言葉や笑顔のやり取りを連想させることから組み合わせて作った造語という。

 野菜が好きで、学生時代に農家を手伝っていたこともあり、「新鮮な野菜をたくさん食べてもらいたい」と、料理に野菜を多く使いソースやドレッシングも自然素材だけで作る。 ワインはイタリア産をメーンに取りそろえ、季節に合ったワインを提供する。ワイン通の常連客は「このレベルのワインがワンコインで飲めるところはなかなかない」と店の頑張りを称賛する。

 「2年間やってきて良かったことは、地域とのつながりができたこと。気軽に立ち寄って声を掛けてくれる常連さんの顔を見ることが何よりうれしい」と岩崎さん。

 地域のつながりから参加が決まったというイベント「忍びの里 伊賀産を味わう 2015 in 浅草」でも、伊賀牛を使った料理を考案。赤ワイン、白ワインでそれぞれ、伊賀牛を煮込んで作ったラグーソースで食べる「タリアテッレ」や、伊賀米を使った「パンプディング」が人気だという。

 岩崎さんは「これからも地域ぐるみでイベントを広めたり、同じ波長をもった人が自然と集まったりするような、気軽で楽しい場所にしていきたい」と笑顔を見せる。

 主なメニューは、ランチサラダプレート(750円)、夜のサラダプレート(1,280円)、チキンソテーシャンピニオンソース(780円)、ゴルゴンゾーラのクリームペンネ(580円)、山盛りフレンチフライ(480円)、オレンジとドライクランベリーのにんじんラぺ(380円)、グラスワイン(各500円)、ブレンドコーヒー(400円)、カフェラテ(450円)、自家製レモネード(500円)など。

 営業時間は、12時~22時(木曜は17時~、日曜・祝日は18時まで)。水曜定休。

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