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手拭い専門店「かまわぬ 浅草店」が1周年 雷門の四季を表現した限定柄も

浅草店店長の岩田光世さんと「かまわぬ」の秋葉美保さん

浅草店店長の岩田光世さんと「かまわぬ」の秋葉美保さん

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 浅草公会堂近くの手拭い専門店「かまわぬ 浅草店」(台東区浅草1、TEL 03-6231-6466)がオープンして1年が過ぎた。

「かまわぬ浅草店」限定手拭い

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 「かまわぬ」は1987(昭和62)年に代官山で創業。ものづくりの環境が整っている浅草で共に盛り上げたいとの思いから8店舗目として開店した。店名の由来は「特別なお構いはできないが気軽に来てほしい」という意味から。

 同店のコンセプトは「若い人たちにも手拭いを使ってもらえるように」と、モダンな店内装飾で手拭いが映えるように配慮した。店長の岩田光世(こうせい)さんは、「年配の女性も多いが、着物を着た若い女性やカップルにも人気」と話す。浅草限定商品の「浅草ごよみ」は春夏秋冬と4種類のパターンがあり、雷門周辺の四季を楽しく表現した。外国人観光客が多い浅草では、手拭いになじみがない外国人向けに長さを倍にしたスカーフも販売する。

 明治時代に開発された「注染(ちゅうせん)」と呼ばれる型を使った手染めの技法で、裏表なく染め上げるのが同店の特徴。手拭いは平安時代に神事の際の装身具として使われていたが、江戸時代から綿の栽培が盛んになり、庶民の生活必需品として定着したとされる。200以上の柄を楽しむことができ、「同じ形の中にいろんな世界を織り込めるのが面白さ」だという。

 Web企画チーフの秋葉美保さんは、「手拭いは10年たっても使えて、古いほど柔らかくなり愛着が湧く」と笑顔を見せる。色落ちや生地の変化を楽しみながら「手拭いを育ててほしい」とも。「今後は、普段から気軽に使ってもらえるよう、若い人たちに向けて発信していきたい」と意気込む。

 主な製品は、「浅草ごよみ」(4種、各1,620円)、「浅草提灯(ちょうちん)小紋(1,080円)、「浅草架け橋格子」(1,512円)、「弁慶縞(じま)」(1,404円)など。

 営業時間は10時~18時30分。

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