日中友好コンセプトのシェアハウス、浅草に2号店 リフォーム費募集も

「ぱんだハウス」オーナーの清水隆志さん

「ぱんだハウス」オーナーの清水隆志さん

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 東京メトロ日比谷線三ノ輪駅から徒歩8分のシェアハウス「ぱんだハウス」(台東区竜泉3)が7月25日に2号店をオープンする。

「ぱんだハウス」内観

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同施設は、清水隆志さんがオーナーを務める「日中友好」をコンセプトにしたシェアハウスで、「日中友好の象徴としてのパンダ」から名付けた。中国表記では「熊猫家」。2号店は4階建ての17部屋に規模を拡大して今戸にオープンする。清水さんは「伝統ある浅草と、中国から贈られたパンダがいる上野がある台東区に2号店をオープンしたかったという。

 「大学時代は中国出身の学生と寮が一緒で、本場の中華料理などを習ううちに興味を持った」と話す清水さんは、仕事で上海近く無錫(むしゃく)に半年間駐在したこともあり、「現地の人と交流して世話になった」という。日本に戻ると「日中で会える場がない」ことに気づき、日中異文化交流会を主催。延べ参加人数が300人を超えたころ「24時間365日、いつでも日中交流できる場があれば」と思ったことがきっかけで、2014年7月に1号店をオープンした。

 同施設では「餅つき」や「中華ちまき作り」など、季節に合わせた催しも行っている。主催の清水さんは「自国の文化であっても、それほど詳しく理解していないことに気づき、室内には誰でも書き込めるホワイトボードを設置したという。「イベントに来た人が『日中の架け橋として活動を続けてほしい』などと残すメッセージがうれしい」と顔をほころばせる。「この場を通じて人のつながりが飛躍的に増えている。日中交流という言葉がなくなるほど、お互いの距離が近づくまで活動を続けたい」と意気込む。

2号店はクラウドファンディングサイト「READYFOR」でリフォーム費用のための支援を募っている。支援募集は今月23日の23時まで。

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