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浅草の甘味所「花月堂」で「アイスジャンボめろんぱん」夏季限定発売

「花月堂 浅草店」

「花月堂 浅草店」

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 浅草寺西参道入り口の甘味所「花月堂 浅草店」は7月7日、夏季限定商品の「アイスジャンボめろんぱん」の販売を始めた。

「アイスジャンボめろんぱん」

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 週末には「浅草店」「雷門店」合わせて5,000個近くを売り切るというジャンボメロンパンに、バニラ味のソフトクリームをサンドした同商品は、毎年発売を楽しみにするファンも多いという。

 「ジャンボメロンパン」は、店主の結城義文さん独自の「低温長時間発酵」で、約3時間かけて通常の3倍の大きさになるまで発酵させ、小麦のうまさとふわふわ感を引き出すという。時間や温度の管理だけでなく、微生物の動きを見ながら季節やその日の湿度によって、微妙な調整をして作るオリジナルで、焼きたてを提供している。結城さんは「五感全部を使っておいしさを味わってもらえたら」と話す。焼きたてを提供するメロンパンは「外側はクッキー生地のようにサクサクで、中はふわふわとした柔らかさがたまらない」と常連客は口をそろえる。

 まだ和菓子のイメージが強かった浅草で15年前に店を開くことを決意した結城さんは、八丈島で祖父の代から営む和菓子屋「花月堂」の屋号とともに浅草寺境内入り口付近で同店をオープンした。大学では発酵学を専攻し、卒業後は製粉業の企業で研究職を勤めたことから、「粉」と「発酵」に関する知識と経験を生かし、「そば」と「メロンパン」を看板メニューにした甘味所として始めた。当初は赤字続きだったという店は、徐々にメロンパンの評判が口コミで広がり、現在では生産が追いつかないほどだという。

 「お客さんにはびっくりして喜んで帰ってもらいたい」というサプライズをコンセプトにした商品開発は、「ジャンボメロンパン」や、マウンテンサイズの「カキ氷」などの人気商品を次々と生み出している。仲見世の狭い通路にはメロンパンを求める客の行列ができるようになり、今年4月に西参道入り口に移転。海外からの客にも人気が出始めているという。結城さんは「日本発祥と言われるメロンパンを、浅草の地の利を生かして海外にも広められれば」と話す。

 主なメニューは、「ジャンボメロンパン」(1個=200円、3個=500円)、「アイスジャンボめろんぱん(夏季限定)」(450円)、「カキ氷」(500円~)、「クリームあんみつ}(750円~)、「コーヒー」「紅茶」(以上400円)など。

 営業時間は9時~17時。

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