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浅草六区で一夜限りの映画館 東洋館で「懐かしの映画黄金時代の光景」再現

在りし日の「三友館」映画館

在りし日の「三友館」映画館

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 浅草六区にある浅草フランス座演芸場「東洋館」(台東区浅草1、TEL 03-3841-6631)で9月6日、「六区に映画の灯を燈(とも)す。~三友館(さんゆうかん)という映画館があった~」が開かれる。主催は「映画と演芸 墨東(ぼくとう)キネマ」(台東区千束4)。

レトロ調のチラシ

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 浅草六区は1903(明治36)年に、日本初の常設活動写真館が創業した「日本の映画館発祥地」で、明治・大正・昭和と数多くの映画館が立ち並ぶ東京随一の映画興行街として栄えた。時代の流れと共に娯楽の多様化や建物の老朽化により、全国的に老舗映画館の閉館が続く中、浅草の映画館は2012年に全て幕を下ろした。

 「墨東キネマ」代表の滝口徹さんは現在映画技師をしているが、東洋館に立ち上げ当時から約4年間勤務していた経験を持つ浅草かいわいの映画や落語、演芸をよく知る人物の一人。「当たり前にあった六区の映画をよみがえらせたい」とイベント主催者に名乗りを上げたという。

 同イベントでは、溝口健二監督の無声映画「東京行進曲」を、国内外で「活動写真弁士」として活躍している片岡一郎さんの名調子で上映するほか、「寄席紙切りの第一人者」と呼ばれる林家正楽さんを特別ゲストに招き、観客のリクエストに応えた紙切りの披露なども予定している。

 会場となる「東洋館」はストリップ劇場の「浅草フランス座」があった場所だが、それ以前の1907(明治40)年から1944(昭和19)年は「三友館」という映画館だった。日本活動写真(日活)の作品を最初に上映する封切り館として多くの監督のデビュー作を上映する、日本映画史上貴重な映画館の一つだったという。今回上映する作品の溝口健二監督もその一人。

 滝口さんは「懐古的でもなく、マニアの評論の集いでもない、道行く老若男女がふらっと寄って楽しんで帰る『寄席仕立ての映画会』にしたい」と意気込む。

 17時45分開場、18時開演。入場料は2,000円。

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