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西浅草にお茶と和食の料理体験ダイニング 家康が愛した茶葉で茶御飯を

平野社長(左上)とスタッフのみなさん

平野社長(左上)とスタッフのみなさん

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 浅草東本願寺近くに8月30日、和食料理&和カフェ体験・ダイニング「CHAGOHAN  TOKYO-茶御飯東京(ちゃごはんとうきょう)」(台東区浅草2、TEL 03-6802-8248)がオープンした。経営はマーサ・アンド・カンパニー(港区)。

寿司握り体験の様子

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 店舗面積は約20坪、席数は30席。「和食と日本茶文化の素晴らしさを国内外に発信・拡散する」ことをコンセプトに、骨董和家具や古木、書籍などの小物を配し、木のぬくもりや明かりの温かさと現代的なデザインを合わせ、インバウンドツーリスト向けにオリエンタルな内装でまとめた。「食」と「器」は「互いを補完し合うつながりの深いもの」であることから、体験コースで使った器の質感や口当たりの良さを、体感覚で覚えている間に客が選ぶことができたらと茶道具や和食器、徳川家ゆかりの希少なオーガニック茶葉なども扱う。

 ゆったりとした西浅草の空気感が好きだという社長の平野雅仁さんは以前、同店の場所にあったレンタルバイクショップをよく訪れていたが、その店の移転を知り、同所への出店を即決した。

 本業の貿易関係の仕事で海外からの客を接待することが多く、日本の良さを知ってもらう何か良い方法、適当な場所はないかと考えていた平野さんは、「キッチンで一杯飲みながら料理をするような、カジュアルな雰囲気で和食やお茶を楽しんでもらいたい」と同店を考案。日本食を食べるだけでなく、実際にだしをとり、すしを握る「料理体験コース」や、煎茶や抹茶の入れ方、簡単な作法を学び、入れ方による味の違いを楽しんだり、茶葉で作った茶御飯を頂いたりする「和カフェ体験教室」など常時4コースを設け、「五感全てで『和』の良さを体感してもらえたら」と平野さんは笑顔を見せる。

 体験スケジュールは、煎茶の部14時~15時15分、抹茶の部14時45分~16時、和食料理体験・昼の部=11時30分~14時、同・夜の部=17時~19時30分。夜は日本酒が楽しめる予約制ダイニングも併設している。体験料金は2,600円~。要予約。

 食事を出すだけの飲食店ではなく、体験を通して積極的に日本の良さを知ってもらうという新しい形態に挑戦する同店では、英語メニューや英語対応できるスタッフをそろえ「和の心とおもてなし」を伝えていきたいという。

 営業時間は11時30分~16時、17時~22時。

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