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浅草でビル丸ごとアートイベント ALWAYSの万年筆から遺跡テーマの作品まで

(左から)HATCHディレクターの石田健司さん、オーナーの近藤威志さん

(左から)HATCHディレクターの石田健司さん、オーナーの近藤威志さん

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 言問通りの言問橋西交差点近くにあるアートプロジェクトビル「HATCH」(台東区浅草6、TEL 03-6240-6969)で11月28日、オールジャンルの一日アートイベント「the pARTy(パーティー)」が開催された。

作品「浅草寺遺跡出土遺物 縄文時代前期」

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 同イベントは絵画・写真・インスタレーション・ファッション・音楽・パフォーマンス・映像など、オリジナルの表現ならジャンルを問わず、審査なしで無料展示ができる催し。4階建てビルの全フロアと屋上を開放し、9時から24時までの間に20組ほどのアーティストが参加した。企画したディレクターの石田健司さんは「HATCHという面白い場所へ、いろいろな人に出入りしてもらい、魅力的な作家に出会いたいと思った」と話す。

 浅草寺遺跡の発掘調査をテーマにした風見規文(のりふみ)さんの縄文式土器作品や、「ALWAYS三丁目の夕日」に登場する万年筆を作った川窪克実さんの万年筆のほか、アフリカンミュージックやライブペイント、インスタレーション、水墨画、ソイキャンドル、電子書籍の販売、占いなど、さまざまな表現でにぎわった。廃ビルをアート空間に変えるアートプロジェクト#BCTION主宰のJoji Shimamotoさんも展示に参加し、「人の数だけ表現があり、何があるかとワクワクする」と語っていた。

 同施設はギャラリー・シェアアトリエ・パーティースペースが入るアートビル。オーナーの近藤威志さんが「いいアーティストを発掘し、職業として食べていける人を増やしたい」という思いで2013年に立ち上げた。「活動する一人一人の顔が見えることが浅草の魅力」と話す近藤さんは、今後について「地域に根差し、人の魅力で人が集まる場にしたい」と思いを込める。

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