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浅草で「世界一おいしい日本酒」決める 中田英寿さん、前川泰之さんゲストに

会場の様子

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 浅草の「東京都立産業貿易センター台東館」(台東区花川戸2)で5月17日・19日、「世界一おいしい酒」を決める「SAKE COMPETITION 2016」の予審と決審が一般非公開で開催された。

利き酒をする前川泰之さん、中田英寿さん

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 今年で5回目を迎えた同コンペティションは、日本酒文化の普及を目的とした、日本酒だけのコンペティション。吟醸部門、純米酒部門、純米吟醸部門、純米大吟醸部門、Super Premium部門の全5部門を、過去最多の計1462点の出品酒から選出する。今回は初めて海外の6蔵も参加した。

 審査はラベルが見えないようにブラインドで行われ、17日の予審では全国の技術指導者や、推薦者の蔵元審査員28人によって約500本を選定。19日の決審では予審と同じ審査員に加え、全国から選出された蔵元や日本酒業界で活躍する有識者で構成する審査委員37人で各部門の上位入賞酒を決めた。

 今年から高級酒だけを集めたSuper Premium部門を新設。食とのマリアージュのスペシャリストである「ジャン・ジョルジュ東京」(港区)のシェフ・米澤文雄さんや、「Gen Yamamoto」(港区)のオーナーバーテンダー・山本幻さんらがゲスト審査委員として参加した。

 海外からの出展では、欧州初の酒蔵「ヌウグネ・エウ」(ノルウェー)の「裸島」が注目を浴びた。同社はクラフトビール製造会社で、元スカンジナビア空港のパイロットが初代杜氏(とうじ)として起業し、2010年から日本酒の製造を始めた異色の企業。営業担当のKaori Ishiiさんは「年中寒いノルウェーは日本酒造りに適している」と話す。ノルウェーでは酒の広告は違法で、同社のビールの認知度に比べると日本酒はほとんど知られていないという。Ishiiさんは「スカンジナビア航空のファーストクラスとビジネスクラスで提供することが決まった。口コミで広がってくれれば」と期待を込める。

 19日の決審には、同コンペティションのプレゼンターやPR活動を務める元サッカー日本代表・中田英寿さん、俳優の前川泰之さんもゲストで参加。前川さんは「利き酒は初めて。ここ1年ほどは酒蔵に行くこともあり、さまざまな日本酒を飲むようになった。酸っぱい酒が好き」と利き酒を楽しんでいた。

 結果は7月に開催される表彰式で発表予定。

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