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浅草の飲食店料理人が講師の料理教室 初回はオンラインで、実教室視野

企画した岩瀬友理さん(右)と浅草商店連合会の西山繁夫さん(左)

企画した岩瀬友理さん(右)と浅草商店連合会の西山繁夫さん(左)

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 ウェブデザインオフィス「YUIRO(ユイロ)」(台東区雷門2)が8月上旬から、浅草の飲食店の料理人を講師に迎えるオンライン料理教室を開催する。

「うますぎて申し訳けないス!」

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 浅草の商業施設「まるごとにっぽん」(浅草2)のキッチン「おいしいのつくりかた」を配信スタジオとし、参加者がオンラインを通じて実践、体験する同企画。講師は浅草の飲食店に就く料理人で、ノウハウを生かしたレシピを提供。浅草の食を体感できるという。

 参加者は予約サイトを通じてチケットを購入することで参加できる。プログラムは週1回で約2時間を予定。前半1時間は店の歴史や料理のうんちくなどの講演、後半を料理教室として実践に当てる。各回の講師選定には浅草商店連合会(浅草1)理事の西山繁夫さんが協力する。

 企画した岩瀬友理さんは「コロナ禍で観光客が減った飲食店と外出を控える人、双方で楽しくなることを考えた。閑散とする浅草を応援したい」と思いを口にする。「料理人と客が直接話す機会は少ない。双方の距離が近づくことで強いファンが生まれると思う。少し元気がなくなった飲食店が盛り上がるきっかけになれば」とも。

 西山さんは「活性化のきっかけとなる企画。積極的に応援したい。運営面でも協力していきたい」と賛同する。

 将来的には感染症対策を施した上で、参加者が実際に集まって教室を開く予定。浅草を代表する料理人と参加者が接点を持つことで、浅草の食を応援して後世につなぐ。岩瀬さんは「今後は料理教室動画の販売も視野に、『近所から海外まで』ファンを増やすことに力を入れていきたい」と先を見据える。

 開講に向け7月にはプレイベントを実施。2日=「洋食ヨシカミ」、29日=「ときわ食堂」、30日=「大黒屋天麩羅」を予定する。参加チケットはクラウドファンディングを通じて購入可能。

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