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浅草で35年、水辺のロケーション楽しむカフェ 夜景や東京スカイツリーも

テラスからの景色

テラスからの景色

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 浅草通りの駒形橋近くにある「CAFE MEURSAULT(カフェ ムルソー)」(台東区雷門2、TEL 03-3843-8008)が創業から35年を迎えた。

カフェ入口

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 1980(昭和55)年にコーヒーと紅茶、ケーキ2種類ほどの小さなカフェとしてオープンした同店。「カフェでお茶をするのが好きで以前からカフェをやりたかった」という店主の浜田清子さんは、自宅があった同所で店を始めた。隅田川沿いの好立地を生かしたいと、15年ほど前に現在の3階建てビルに建て替え。リバーサイドの大きな窓は気候の穏やかな春や秋には全面開放し、昼間は水辺の日差しや川からのそよ風も楽しめる。窓からの景観を取り入れる設計にしたといい、夜景や夜のスカイツリーも美しいと人気だ。

 「ディナーの後にも楽しめるように」とお酒と一緒に食べられるケーキを考案し、甘さを抑えた手作りのケーキを常時20種類ほど用意。チョコレートケーキとチーズケーキは開店当時から続くレシピで、今も人気を集める。紅茶はハーブティーを含め20種類近くを常備し、ビールやワイン、カクテルなどスイーツと合う軽めの酒を取りそろえている。

 「水辺の気持ちのいいロケーションで日常から離れてリラックスしてほしい」と、2階、3階合わせて70席以上の広い店内は、旅の途中で見つけたアンティークの小物や家具で落ち着いた雰囲気にまとめた。店の入り口横にあるテラス席にはペットも同伴できるスペースを、3階には個室を設け、多様な客のニーズに対応する。1階のケーキショップではテークアウトできるケーキや焼き菓子を取り扱い、記念日や季節ごとの催事にも対応したスイーツを用意する。

 店名の「ムルソー」はカミュの小説「異邦人」から付けたという。浜田さんは「これからも日々を大切に、ゆったりと店を続けていきたい」と話す。

 主なメニューは、チーズケーキ、チョコレートケーキ(以上400円)、かぼちゃのパイ、ダークチェリーのガナッシュケーキ、季節のケーキ、フルーツタルト(以上500円)、ケーキセット、ランチセット(以上1,100円)など。

 営業時間は11時~23時(土曜・日曜・祝日は22時まで)。

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