浅草橋の銀杏岡八幡神社(台東区浅草橋1)周辺で5月29日~31日の3日間、例大祭が開かれた。
源義家ゆかりの伝承が残る同神社。例大祭は毎年行われているが、氏子地域を練り歩く「本社みこし渡御」は隔年で行われている。現在活躍する本社みこしは1952(昭和27)年に建造されたもの。元は「新福井町」の町みこしだったものが、後に本社みこしとして受け継がれた歴史を持ち、屋根に飾られた「丸に三つ銀杏(いちょう)」の紋が特徴。
初日の29日は、18時から祭りの無事を祈る「宵宮(よいみや)清祓(きよはらえ)式」が行われた。30日の「例祭式」では、18時から雅楽(ががく)が奉納されたほか、神楽殿では「幸若流(こうわかりゅう)」の神楽やはやし、寿獅子(ことぶきじし)などが披露された。
最終日の31日は、2年ぶりとなる本社みこしの渡御が行われた。8時に神社を出発する「宮出し」が行われ、本社みこしが威勢のいいかけ声と共に鳥居をくぐり抜け街中を進むと、集まった観衆はスマートフォンのカメラを向けられた。夕方には境内特設舞台で「北辰一刀流(ほくしんいっとうりゅう)」の演武も奉納され、18時の「宮入り」まで街は祭り一色に包まれた。
台東区在住の男性は「今年は本社の年なので、担ぎ手たちの気合も違ってかっこいい。浅草橋にみこしとはやしの音が響くと、いよいよ夏が来るなと実感する」と話していた。