手作り料理と日本酒を提供する「おばんざい味(み)ゆぅ」(台東区浅草1)が浅草・公園通り沿いにオープンして、7月15日で2カ月がたつ。
「おばんざい味ゆぅ」はカウンターに並べられた大皿から好きなものを選んで食べる、おばんざいスタイルの店。料理は女将(おかみ)の松本美優さんの手作りで、故郷である広島県の食材や旬の野菜を使って日替わりで用意している。日本酒は縁合って知り合えた福島の酒蔵のものや広島のものを中心に提供する。
松本さんが自分で店を開くきっかけとなったのは、2025年9月、行きつけの店で「みゆちゃん、料理が好きなら店をやってみたらいいのに」と言われたこと。ちょうど勤めていたIT会社の部署が解散になるタイミングで、今後での仕事について考えていた時だった。「とにかく分からないけど動いてみようと思った」という。もともと中高生の頃はバレーボールの強豪校で選手だった松本さんは「ビビッときたら、もう私は猪突猛進なタイプ」と笑う。
AIに何をしたらいいかを相談して、やることを整理。7カ月の間に、区役所での相談で始まり、物件探し、事業計画書作成、融資相談、並行して会社に退職報告、引き継ぎ業務を進めた。物件探しは二転三転したものの、今の物件に出合い即決したという。内装工事、メニュー作り、店名検討・ロゴ作りなどを進め、5月にオープンした。「飲食店がそもそもどういう感じかも知らなくて、『居抜き』という言葉も分からなかった。本当によくここまで来られたなと思う」と松本さんは振り返る。
店名の「おばんざい味ゆぅ」は自身の名前「美優」に由来。「『みゆう』をそのまま使うとちょっと強かったので、『味ゆぅ』とした」と話す。「勝負どころは赤」ということからロゴも赤色を基調に自身で制作した。席数はカウンター8席。
メニューは「選べるおばんざい5品(おばんざい5品・ドリンク1杯)」(3,500円)、「選べるおばんざい3品(おばんざい3品・ドリンク1杯)」(2,800円)、「味ゆぅ満喫コース(おばんざい5品・女将おすすめ1品・ご飯・甘味・ドリンク1杯)」(5,800円)のコースを用意。単品でも注文できる。
「できるだけ長く続けたい。その上でまずは3年ちゃんとこの地で頑張りたい。それができたら、違う女将を育てることもしていきたい。人を育てることも好きなので…」と松本さんは話す。
営業時間は16時~23時。火曜定休。