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浅草に和を楽しむトラベラーズカフェ「東京ノウレッジ」-旅行者をサポート

「東京ノウレッジ」を運営する多田野恭平さんと近藤雄紀さん

「東京ノウレッジ」を運営する多田野恭平さんと近藤雄紀さん

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 浅草・雷門近くに旅行者をサポートするトラベラーズカフェ「東京ノウレッジ」(台東区浅草1、TEL 050-3571-0888)がオープンして1カ月がたった。

奇跡の酒「磐城壽(いわきことぶき)」と「一生幸福」

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 海外向けの日本文化・カルチャーを発信するウェブマガジン「UNCOVERED Magazine」を手掛ける近藤雄紀さんと多田野恭平さんの2人が開いた。日中は朝食からランチ、コーヒーを提供するカフェ、夜は国産ビール、日本酒、日本酒ベースの果実酒、焼酎など和酒のみを提供するバーとして運営している。

 フリーWi-Fi、電源、iMacが利用できるほか、観光マップや「TimeOut Tokyo」など東京の旅行ガイド誌もそろえ、観光の情報収集の場として機能するほか、ノマドワーカーにも利用されている。スタッフは全員英語が堪能で、トラベラーズカフェとして外国人観光客のサポートも行う。

 「ウェブマガジンをやっていると海外からの問い合わせが多く、ウェブだけじゃ伝えきれないと思い、リアルでサポートできるように店を開いた。外国人観光客の多い浅草で少しでも和を楽しんでもらえたら」と近藤さん。

 「おすすめは、鈴木酒造の奇跡のお酒『磐城壽(いわきことぶき)』と『一生幸福』。震災時の津波で倒壊した福島県浪江町の江戸時代末期から続く鈴木酒蔵の麹(こうじ)が震災前に奇跡的に採取され、会津若松の研究機関に保存されていた。鈴木さんは酒造りを諦めかけていたが、避難先である山形にその知らせが届き、近所のひなびた酒蔵を使って造られたという酒。たまたま僕の実家も山形でその酒造の近所。たくさんの人に飲んでもらって少しでも復興の手助けになれば」と話すのは多田野さん。

ほかに、浅草の七味を使った手羽先「浅草ウィング」(12ピース、1,000円)と、角煮のようなホロホロの食感の「和風スペアリブ」(1,500円)などの「和を感じるつまみ類もそろえる。

 営業時間は10時~23時30分。

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