「三社祭」開催迫る ー御輿100基が繰り出す浅草初夏の風物詩

三社祭最終日の「宮出し」の様子

三社祭最終日の「宮出し」の様子

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 浅草神社(台東区浅草2)で5月16日~18日、恒例の「三社祭」が開催される。毎年3日間で約150万人の人出が見込まれる。

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 「三社」とは628年、浅草観音の本尊を隅田川より引き上げた漁師の兄弟・檜前浜成(ひのくまはまなり)と武成(たけなり)、当時の文化人で後に僧となった土師真中知(はじのなかとも)の3人の神霊(みたま)を指す。

 祭り前夜の15日19時より、浅草神社社殿・神輿(みこし)庫で、御輿に神霊を入れる「本社(ほんしゃ)神輿神霊(みたま)入れの儀」と呼ばれる神事が行われ、神霊に祭りの開始を告げられる。

 初日の16日は13時から、五穀豊穣(ほうじょう)・悪霊退散を願う「びんざさら舞」や「白鷺(しらさぎ)の舞」などの「名物大行列」(雨天中止)を行い、14時20分から大行列にも登場した「びんざさら舞」が同神社に奉納される。この舞は無形文化財に指定されており、三社祭でしか見ることができない。15時から神楽殿に場所を移して舞が行われる。(神楽坂での奉納は雨天中止)

 17日は12時から「町内神輿連合渡御(とぎょ)」が行われ、約100基の町内御輿が浅草の街を練り歩く。

 最終日の18日には6時から「本社神輿の宮出し」が行われ、重さ約1トンの本社御輿3基が町内に繰り出す。神楽殿で「巫女舞奉奏」などが奉納される一方、11時~18時の間、雷門通りから馬道通りは、交通規制が行われ、「お祭り広場」が作られる。ここでは再び町内御輿が集まり、祭りの最後を盛り上げる。御輿の宮入りが行われた後、神霊を本殿に返し、祭りは終了する。

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