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上野公園で「角打ちフェス」今年も開催へ オリジナルグッズ初展開、新しい取り組みも

「会場で使って」とインスタパネルを手に持つ実行委員長の関明泰さん

「会場で使って」とインスタパネルを手に持つ実行委員長の関明泰さん

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 「酒屋角打ちフェス2020~TOKYO酒屋魂 in 上野恩賜公園~」が2月8日から、上野恩賜公園(台東区上野公園5)の竹の台広場(通称=噴水広場)で開催される。主催は東京小売酒販組合(千代田区神田佐久間町3)。

会場で便利、初のオリジナルグッズ「おちょこホルダー」

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 「酒屋を巡っておすすめのお酒を楽しむイベント」をキャッチコピーに、小売酒販店が日本酒やワイン、クラフトビールなどを「杯(はい)売り」で提供する同イベント。後援には観光庁と台東区のほか、今年は東京国税局も加わる。3日間で約1万人を動員した前回から、規模拡大を見込む。

 メインの「酒屋コーナー」には都内の酒販店を中心に22の酒店が「角打ち」ブースを出店。日本酒や焼酎、ワインのほかクラフトビールなどを提供する。「きき酒体験コーナー」では日本酒、焼酎の「きき当て」を行う。角打ちコインとおちょこをセットにした、「スターターセット」と購入すると参加できる。「グルメコーナー」は約20の出店を予定。「特設ステージ」ではミュージシャンやDJがパフォーマンスを披露しイベントを盛り上げる。

 同イベントでは古い着物の一部や帯を活用した「おちょこホルダー」(2,200円)を作製し、受付で限定販売。実行委員長の関明泰さんは「家に眠っている日本文化をよみがえらせる循環。若者の興味を引いて、酒離れを食い止める一助になれば」と話す。

 東京小売酒販組合青年会加盟ブースでは、最近話題という「サバ」に合わせて造った日本酒「SABA de SHU」の通常ラベルのほか、380本に1本の割合で出荷しているという金ラベルのセット(3,000円)を特別販売する。

 イベントステージにも出演予定のジャズシンガーで「角打ちミュージシャン」の青山楓さんが、出店予定の店舗を訪ねて紹介動画を配信し、来場を呼び掛ける取り組みも行う。関さんは「酒類全体の売り上げが下がっているが、回を重ねるごとにイベントの来場者は増えている。今年も新しいことにチャレンジしたい」と意気込む。「イベントを通じて地域の酒店、商店の悩み相談に乗って、地元台東区や業界全体の活性化に向けて一助になれば」とも。

 開催時間は11時~19時(最終日は18時まで)。利き酒体験は18時まで(同17時まで)。おちょこ付き「スターターセット」(角打ちコイン10枚、利き酒体験チケット付き)の価格は前売り=2,500円、当日=2,800円。2月11日まで。

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