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浅草・新仲見世に「お宝あっとマーケット」 訪日客にフィギュアやトレカ

店内で石原信也さん(左)

店内で石原信也さん(左)

 訪日外国人向けのホビーショップ「お宝あっとマーケット浅草店」が9月19日、新仲見世通り(台東区浅草1)にオープンした。経営はウッドストック(千葉県)。

お宝あっとマーケット浅草店の外観

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  同社は1985(昭和60)年設立。千葉県を中心にリサイクルショップ「お宝あっとマーケット」を展開し、当初はゲームやCD・DVD、古着などを幅広く扱う総合リサイクル店としてスタートした。動画配信の普及などでCDやDVDの売り場が縮小していく中、代わりにホビー部門を強化してきた。

  自社で製作したクレーンゲームを書店や雑貨店など約700店舗にレンタルで設置するアミューズメント事業も手がける。直営店は「お宝あっとマーケット」8店舗を含む11店舗で、浅草店は12店舗目。訪日外国人に特化した店舗は初めてとなる。

  浅草出店のきっかけは、約2年前に初出店したお台場の商業施設。トレーディングカード店に続き、別フロアの空きにホビー店を出したところ外国人客が大勢訪れ、手応えをつかんだという。同社エンター事業部の石原信也さんは出店先に浅草を選んだ理由について「秋葉原はホビーを扱う大手の店が多いが、浅草にはこういう店が全然ない」と説明する。同社は「伝統的な日本文化を楽しみに浅草へ来た人が、帰りに日本のポップカルチャーにも出合う」楽しみ方をつくることを目指すという。

 店舗は2フロアで計約240平方メートル。フィギュアやトレーディングカード、アニメ・漫画関連商品など約1500点をそろえる。1階には「ドラゴンボール」「ONE PIECE」など人気作品の商品を中心に並べ、2階の奥に進むほどガンプラなどマニアックな品ぞろえにした。トレーディングカードは「ポケモンカードゲーム」を中心に、鑑定済みのカードや未開封ボックスも扱う。カプセルトイなども置き、観光の途中に立ち寄った客も楽しめるようにした。主な価格表示や店内案内は日本語と英語を併記する。

 開店から約1週間の客層は欧米からが多く、アジアからはまだ少ないという。石原さんは「今は動画配信の時代で、海外でも日本と同じアニメをリアルタイムで見ている。日本人よりマニアックかもしれない」と話す。店では「このキャラクターはないのか」と毎日のように尋ねられ、スタッフが書き留めて次の仕入れに生かしている。日本語の音声でアニメを見る人も増え、声優の演技の良しあしを日本人と同じ感覚で語る客もいるという。

 国内での人気と海外での人気には差があり、日本では商品展開の少ない作品でも、海外では評価が高く、5万円、10万円のフィギュアが求められることもある。石原さんは「ほかのホビーショップにはあまりない、海外で人気のものをしっかりそろえておきたい」と力を込める。仕入れは業者からの購入に加え、直営店で買い取った商品を浅草店に回しているが、「それを上回るペースで売れているので、もっと強化しないといけないと痛感している」と話す。

 ホビーのほかにも、豆盆栽や刀など日本らしい土産物も売れているという。「試してみたいジャンルとして置いていたが、ちゃんと売れるんだと分かった」と石原さん。同社では、スタッフが流行しているものを見つけて共有し、皆で取り入れる風土があるといい、浅草店も売り場を柔軟に変えていく考え。「その時にはやっているもの、人気のものをいち早く置く店。お土産の方が売れればお土産店に、ガチャガチャが一番売れればガチャガチャ店になっているかもしれない。半年後は売り場全体が変わっている可能性もある」と笑う。

 今後は浅草店をモデルに、訪日客の多いほかの観光地への出店も目指す。浅草でも「いい物件があれば増やしたい」と展望を語る。

 営業時間は11時~21時。