「第38回浅草ニューオリンズジャズフェスティバル」が8月26日・27日、浅草公会堂(台東区浅草1)で開催される。主催は協同組合浅草おかみさん会。
ジャズ発祥の地・米ニューオーリンズから演奏家を招き、浅草で本場のジャズを披露する同フェスティバル。1987(昭和62)年ごろに始まり、コロナ禍による中断を挟みながら回を重ねてきた。同会理事長で、そば店「十和田」(浅草1)女将(おかみ)の冨永照子さんが仕かけ人を務める。
きっかけは浅草六区の再開発事業。映画館の閉館が相次ぎ客足が落ち込んでいた当時、冨永さんらは商店連合会でニューヨークとニューオーリンズを視察。コンサルタントから「六区の通りはニューオーリンズのバーボンストリートに似ている」と助言を受け、先行して成功していたサンバカーニバルに続く催しとしてジャズフェスティバルを立ち上げた。当初は「浅草テンデイズ」として10日間開催し、NHKの夕方のニュースで取り上げられて大きな反響を呼んだという。
今回の出演は、クラリネット・サックス奏者のトーマス・フィッシャーさん率いる「ニューオリンズジャズオールスターズ」。メンバーはチャールス・ファデラさん(トランペット)、リチャード・モーテンさん(ベース)、ウォルター・ハリスさん(ドラム)、ケイレブ・ウィンジーさん、シンガーのヨランダ・ロビンソンさん。日本からは、トランペット・ボーカルの下田卓さん率いる「下田卓カンザスシティバンド」(ギター=井上大地さん、ピアノ=上山実さん、ベース=渡部拓実さん、ドラム=大澤公則さん)が出演する。今回は一部メンバーが入れ替わり、新たな顔ぶれでの演奏となる。
会場では毎回、客席も一体となって盛り上がるのが恒例という。冨永さんは「3歳、4歳の子どもも一緒になって踊っている。みんな歌って踊る。超プロですよ」と話す。
浅草公演は全国各地を巡るツアーの一環で、前後には八王子や越谷、甲府などでも公演を予定する。冨永さんは「同じ場所で38年続けてきた。同じ場所でこれだけ続けているところはないと思う。ギネスブックに載るんじゃないか」と胸を張り、「本物は続くのよ」と笑顔を見せる。
開催時間は、1回目公演=開場13時・開演14時、2回目公演=開場17時30分・開演18時30分。チケットは全席自由・入替制で、前売り券4,500円、当日券5,000円。前売り券は同会加盟店と浅草公会堂で取り扱う。