浅草神社(台東区浅草2)で8月8日、「末広フェス」が開かれる。
令和8年8月8日と「8」が3つ並ぶ日にちなみ、末広がりの縁起を担いだ企画。「八運隆盛」をコンセプトに掲げ、特別御朱印の頒布のほか、日本画ワークショップ、投扇興(とうせんきょう)体験、特別昇殿参拝を行う。境内では古物市を開くほか、神楽殿では巫女(みこ)舞や三味線、箏(こと)などの公演も予定する。
企画のきっかけをつくったのは巫女の千葉あすみさん。動き始めたのは3カ月ほど前で、当初は特別御朱印を出す程度の構想だったという。千葉さんが宮司に相談したところ話が膨らみ、境内全体を使う催しへと形を変えていった。コンセプトについて、千葉さんは「八つの福がさらに広がるように」と話す。
同社は3月3日や5月5日、9月9日の節句に合わせて限定御朱印を出しているが、8月8日に御朱印を頒布するのは初めて。図柄には、社殿の天井画にも描かれている「鉄線」を用いた。つるを伸ばしながら力強く成長していく様子を「末広がり」の縁起と重ねたという。頒布は8日から、なくなり次第終了。初穂料は800円。御朱印帳への貼り付けとなるため、御朱印帳の持参が必要。
特別昇殿参拝は、神職の案内で拝殿に昇り、正式な作法で参拝する。11時、13時、15時、17時の4回行い、各回15人名まで。玉串料は1人1,000円で、要電話予約。日本画ワークショップと投扇興体験は予約フォームからの申し込みで、いずれも当日空きがあれば参加できる。
同社は「夏詣」の提唱をはじめ、新たな取り組みを重ねてきた。千葉さんはその背景の一つに、地域の受け止め方があると見る。「神社はあくまで地域のものという考え方が、宮司にももちろんあり、神社としてもある」とし、地元から「また何かやっているな、面白そうだな」と受け入れられていることが、企画を形にできる要因になっているという。
千葉さんは「何だか面白そうなことをやっているな、というので神社に来ていただいて、末広がりという概念について知っていただければ」とし、「今まであまり足を運ばなかった層にも来てもらえたらうれしい」と来社を呼びかける。