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浅草東洋館で漫才協会が真打ち昇進披露目 コンパスと新宿カウボーイの2組

新宿カウボーイの2人(左から3人目と4人目)とコンパスの2人(右から2人目と3人目)

新宿カウボーイの2人(左から3人目と4人目)とコンパスの2人(右から2人目と3人目)

 浅草東洋館(台東区浅草1)で7月28日、漫才協会の真打ち昇進披露目会見が開かれ、漫才コンビ「コンパス」「新宿カウボーイ」の2組が真打ちに昇進することが発表された。

漫才協会の新真打と理事の集合写真

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 真打ち制度は同協会が1971(昭和46)年に導入したもので、コンパスが第30代、新宿カウボーイが第31代となる。2024年に昇進したオキシジェン以来の昇進。塙会長は真打ちになるメリットとして、定席のトリ(主任)を務められるようになることを挙げる。真打ち昇進披露興行は10月2日・3日、14日・15日の4日間、同館で行う。

 会見には、塙宣之会長(ナイツ)、宮田陽副会長、理事の宮田昇さん(以上、宮田陽・昇)、倉本剛さん(ロケット団)、福田薫さん、益子卓郎さん(以上、U字工事)が立ち会った。司会は宮田副会長が務めた。

 コンパスは中島和彦さん(富山県出身)と西本宏一さん(東京都出身)が2006(平成18)年1月に結成。西本さんの三味線に合わせて中島さんが民謡を歌う音曲漫才と通常の漫才の「二刀流」で活動する。2011(平成23)年には漫才新人大賞の大賞を受賞している。

 新宿カウボーイは石沢勤さん(新潟県出身)とかねきよ勝則さん(北海道旭川市出身)が2006(平成18)年2月に結成し、2012(平成24)年3月に同協会へ入会した。キャッチコピーは「大きくウケるときと大きくウケないときの差が激しいギャンブル漫才」。かねきよさんは同協会理事も務める。

 昇進の意気込みについて、コンパスの中島さんは「昇進に当たり、選んでいただいた塙会長と理事の皆さまに感謝している」と話し、「漫才と、若手の見本になる漫才に取り組んでいきたい」と続けた。9月には個人で民謡の大会にも出場する予定で、「どちらでも師匠と呼ばれるようになりたい」と抱負を語った。

 コンパスは近年、高齢者施設で漫才を披露する機会が増えているといい、「東洋館よりも確かな手応えを感じている」と説明。「全国にある介護施設やデイサービスで民謡漫才の音楽ツアーをやりたい」と話し、会場の報道陣に協力を呼びかけた。

 新宿カウボーイの石沢さんは「昨年、塙さんに『真打ちをやってくれ』と言われたが、塙さんが忘れていて今年に回った。なぜか30代ではなく31代になって抜かれていた」と明かし、「その悔しさをバネに頑張っていきたい」と語った。かねきよさんは「漫才師になりたくて18歳でこの世界に入った。さらに長く漫才をやって、皆さんに親しんでいただける漫才師になれれば」と話した。

 新宿カウボーイは、通常公演でトリを務めた経験がないという。「漫才新人大賞を取った人がトリを取れるという基準だったが、われわれは取っていない」とし、真打ち昇進を機に「漫才協会を代表するような漫才師になっていければ」と意欲を見せた。

 塙会長は、真打ち制度がコロナ禍以降途絶えていたことに触れ、2年前のオキシジェンの昇進を機に再開したと説明。昇進の目安については協会在籍15年以上としたうえで、「協会への貢献度に加え、お客さまにしっかり笑っていただいているかどうかも評価している」と話した。賞レースを終えた中堅・ベテランに目標が乏しくなっている現状にも触れ、寄席に出続けてきた芸人に光を当てることが若手の目標にもつながるとする。来年以降も、15年以上現役で活動を続ける芸人を候補として検討していくという。

 会見では2組が約2分ずつネタを披露した。コンパスは「花笠音頭」「東京音頭」などを織り交ぜた音曲漫才を、新宿カウボーイはサイコロで自らのウケ具合を判定する持ちネタを、それぞれ演じた。

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