浴衣での来場を呼びかける夏のイベント「柳橋ゆかたde夜市」が8月29日、柳橋たもとの「夕涼み広場」(台東区柳橋1、佃煮店「小松屋」周辺)で開催される。主催はNPO法人「まちづくりたいとう」。
昨年始まり、今年で2回目。柳橋は江戸期から続いた花街で、神田川沿いに料亭が立ち並び、政財界人や文化人が足を運んだ歴史を持つ。同NPO代表理事の毛塚雅清さんは、「2022年に浅草橋近辺をフィールドに行われた台東区のまちづくり会議で柳橋町会の島津会長と知り合ったことがイベント開催のきっかけだった」と振り返り、「かつての柳橋を少しでも復活させたいと昨年始めた」と話す。島津会長は「川っぷちが全部料亭で、政財界がみんな来ていた」と往時を懐かしむ。
今年の目玉は、かつて柳橋にあった喫茶店「ときわ」の名物メニュー「のりトースト」の限定販売。焼いた食パンにしょうゆとバター、白ごま、のりを合わせたメニューで、仕事帰りの芸者衆にも愛されたという。パンは浅草の老舗「ペリカン」の食パン、のりは山本山と素材にこだわる。当日は女性部のメンバーが再現して調理し、3切れ300円で、数量限定で販売する。
会場にはこのほか、かき氷、ポップコーン、ガパオサンド、つくだ煮、生花販売、花すくい、生ビールやソフトドリンクなど約12の屋台が並び、子ども向けにクレープのキッチンカーも出店する。ワークショップは「ペットボトルdeちょうちん作り」「金魚鉢風消臭ポッド」の2種で、参加には材料費が必要。川辺にはテーブル席を設け、夕涼みしながら飲食を楽しめるようにする。
浴衣で夜市を楽しむ写真をSNSに投稿する企画も展開。毛塚さんは「子どもは浴衣を着ている確率が高い」と親子連れの来場に期待を寄せ、「浴衣を着てきたら、余計に風情が感じられるのでは」と呼びかける。「ゆくゆくは屋台を増やして、この細い道を埋め尽くしたい」とも。
開催時間は17時~21時。雨天中止。